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2006年9月12日 (火)

よしもとばなな 「デットエンドの思い出」

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短編集なんだけど、
全体的に一貫性のある一冊。
「おかあさーん!」が一番好き。
あと「幽霊の家」を読んで
ロールケーキをむしょーに食べたくなって、
「ともちゃんのしあわせ」の最後にはすごく力づけられた。

平和に毎日同じことの繰り返しのようでも
それがすごく大事なことなんだ、と言っているようです。
「同じことの繰り返し」と聞くと
変化が好きな私にとっては「耐えられない~!」と一瞬思うんだけど
よく読むと、ここに出てくる人たちは
平凡なようで濃い過去をもっていたり、
人生を左右することを坦々と決めてやっていたりしてる。

たぶん、ものすごい変化よりも
何でもない日常の中に奇跡みたいにすてきなことが
あるってことなのかな。

進まないと、と焦る私にとっては
かなり勇気づけられた。
こんな風に過ごしている今も、この本みたいに大事なシーンで
振り返ったときに愛しい時間になるのかもしれない。
焦らなくっても、流れはとまったりしないで
私をどんどん進ませているんだろうな。
大事なのは、早く進むよりも
一瞬一瞬を鮮明に感じて覚えていることなのかも。

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